【腎細胞がん:術後治療(2年DFS)】「キイトルーダ」vs「経過観察」

KEYNOTE-564(NEJM)                      

再発リスクの高い淡明細胞型腎細胞がんと診断された人が手術後の治療を考える場合、「キイトルーダ(17サイクル、約1年間)」治療を選択することで2年無病生存率の向上が期待できる。

キイトルーダ」治療を受けた人の32.4%がグレード 3 以上の有害事象を経験した(vs 17.7%)。「キイトルーダ」治療の主な有害事象は、倦怠感、下痢、瘙痒、関節痛である。

本試験の結果に基づいて、2022年8月24日、「キイトルーダ」が「腎細胞がんにおける術後補助療法」についても効能・効果として承認された。

【発表】

2021年8月19日

【試験名】

KEYNOTE-564(Phase 3)〔NCT03142334/jRCT2080223648

【試験参加国】

日本(名古屋大学医学部附属病院、札幌医科大学附属病院、香川大学医学部附属病院、JCHO仙台病院、奈良県立医科大学附属病院、近畿大学病院、大阪ろうさい病院、埼玉医科大学国際医療センター、山口大学医学部附属病院、秋田大学医学部附属病院、原三信病院、九州大学病院、熊本大学病院、長野市民病院、新潟大学医歯学総合病院、大阪国際がんセンター、大阪公立大学医学部附属病院、虎の門病院、日本医科大学付属病院、慶應義塾大学病院、富山大学附属病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、韓国、オランダ、ポーランド、ロシア、スペイン、台湾、英国

【原著】

N Engl J Med. 2021;385:683-694. [PubMed: 34407342]

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