悪性腹水を繰り返す人は、「ザルトラップ」治療を選択することで腹水穿刺までの期間の延長が期待できる。
試験では、「ザルトラップ」治療を受けた人の腹水穿刺までの期間をプラセボと比較。「ザルトラップ」治療を受けることで腹水穿刺までの期間が23.3日から55.1日に延長(95%信頼区間 10.6-53.1; p=0·0019)。
「ザルトラップ」の主な有害事象(グレード3または4)は呼吸困難(8%→20%)、倦怠感または無力症(44%→13%)脱水(12%→10%)。試験では「ザルトラップ」治療を受けた人のうち3例が腸穿孔のため死に至った。
【発表】
2011年12月20日
【試験】
Phase 2〔NCT00327444〕
【原著】
Lancet Oncol. 2012;13:154-62. [PubMed: 22192729]
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