手術の結果、R0切除を達成した人が、補助化学療法として「ゲムシタビン」に「タルセバ」の上乗せを選択しても、無病生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、R0切除を達成した人の術後補助療法として「タルセバ+ゲムシタビン」併用療法の無病生存期間を「ゲムシタビン」単独療法と比較。54ヵ月の追跡後、「ゲムシタビン」単独療法を受けた人も、「タルセバ+ゲムシタビン」併用療法を受けた人も無病生存期間は11.4ヵ月であり、治療間に差はなかった。
主要評価項目ではないが、生存期間は「タルセバ+ゲムシタビン」併用療法を受けた人で24.5ヵ月であったのに対し、「ゲムシタビン」単独療法を受けた人で26.5ヵ月であり、治療間に差はなかった。
【発表】
2017年8月17日
【試験名】
CONKO-005(Phase 3)
【原著】
J Clin Oncol. 2017 ;35:3330-3337. [PubMed: 28817370]