【食道がん:術前治療(2年RFS)】「ドセタキセル+シスプラチン+5-FU 」vs「ドキソルビシン+シスプラチン+5-FU」

OGSG1003(Ann Oncol)                    

扁平上皮食道がんの人が手術前の化学療法を考える場合、「ドセタキセルシスプラチン5-FU 」を選択することで、2年無再発生存率の向上が期待できる。

試験では「ドセタキセルシスプラチン5-FU 」治療の後に手術を受けた人の2年無再発生存率は64.1%であったのに対し、「ドキソルビシンシスプラチン5-FU」治療の後に手術を受けた人の2年無再発生存率は42.9%であり、統計学的に有意な差であった。また2年生存率はそれぞれ78.6%、65.4%であり治療間に差はなかった。

【発表】

2016年9月29日

【試験名】

OGSG1003(Phase 2)〔UMIN000004555/000004616

【原著】

Ann Oncol. 2017 ;28:116-120.  [PubMed:27687307]