【高齢者肺がん:一次治療】「カルボプラチン+ペメトレキセド」vs「ドセタキセル」

75歳以上の非扁平上皮がんの人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチンペメトレキセド」治療を選択することで「ドセタキセル単剤」治療に劣らない生存期間が期待できる。日本人の高齢者を対象とした臨床試験の結果。

カルボプラチンペメトレキセド」治療を受けた人では、「ドセタキセル単剤」治療を受けた人に比べ、好中球減少症(46.3% vs 86.0%)、白血球減少症(28.0%vs 68.7%)、グレード3または4の発熱性好中球減少を経験した人が少なく、グレード3または4の血小板減少症(25.7% vs 1.4%)、貧血(29.4% vs 1.9%)を経験した人が多かった。

【発表】

2020年3月12日

【試験名】

JCOG1210/WJOG7813L(Phase 3)〔UMIN000011460

【原著】

JAMA Oncol. 2020 :e196828. [PubMed: 32163097]

【さらに詳しく】