【局所進行頭頸部がん:照射後治療】「シスプラチン+5-FU」vs「経過観察」

局所進行上咽頭がんと診断された人が化学放射線療法終了後に「シスプラチン5-FU」による治療の継続を選択しても5年治療成功率の向上は期待しにくい。

試験では「シスプラチン5-FU」治療を受けた人の5年治療成功率は75%、治療を受けなかった人の5年治療成功率は71%と差はなかった(p=0.45)。化学放射線療法後に「シスプラチン5-FU」治療を受けた人の27%、化学放射線療法のみの人は21%がグレード3または4の有害事象を経験(p=0.14)。

【発表】

2017年2月21日

【試験】

Phase 3〔NCT00677118

【原著】

Eur J Cancer. 2017;75:150-158. [PubMed:28235726]