【ALK陽性肺がん:一次治療(PFS)】「ジカディア」vs「プラチナ製剤+ペメトレキセド」

ASCEND-4(Lancet)                       

ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ジカディア」治療を選択することで「プラチナ製剤+ペメトレキセド」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

ジカディア」治療の主な有害事象は、下痢、悪心、嘔吐、ALT上昇。発現率はそれぞれ85%、69%、66%、60%。「プラチナ製剤+ペメトレキセド」治療の主な有害事象は、悪心、嘔吐、貧血。発現率はそれぞれ55%、36%、35%。

【発表】

2017年1月23日

【試験名】

ASCEND-4(Phase 3)〔NCT01828099/jRCT2080222222

【試験参加国】

日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、兵庫県立がんセンター、関西医科大学附属病院、大阪国際がんセンター、がん研有明病院、新潟大学医歯学総合病院)、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、中国、コロンビア、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、インド、アイルランド、イタリア、韓国、レバノン、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、台湾、タイ、トルコ、英国

【原著】

Lancet. 2017 ;389:917-929.  [PubMed:28126333]

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