【EGFR陽性肺がん:一次治療(PFS)】「アバスチン+タルセバ」vs「タルセバ」

JO25567(Lancet Oncol)                     

EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「タルセバ」治療に「アバスチン」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

主なグレード3以上の有害事象は、皮疹、高血圧、蛋白尿。試験では「アバスチンタルセバ」併用療法を受けた人のそれぞれ25%(vs. 19%)、60%(vs. 10%)、8%(vs. 0%)に現れた。重篤な有害事象は単独療法も併用療法も同程度の確率で起こる。試験では併用療法を受けた人の24%に、単独療法を受けた人の25%に起こった。

欧州ではこの結果を受けて、2016年6月8日に「EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行、転移性または再発非扁平上皮非小細胞肺がんの成人患者さんの一次治療におけるアバスチンタルセバの併用療法」が承認された。

【発表】

2014年4月27日

【試験名】

JO25567(Phase2)〔jRCT2080221353

【試験実施国】

日本

【原著】

Lancet Oncol. 2014;15:1236-44. [PubMed:25175099]

【さらに詳しく】

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