【EGFR陽性肺がん:一次治療】「イコチニブ」vs「シスプラチン+ペメトレキセド」

EGFR陽性の人が初めての治療を考える場合、EGFR-TKI「イコチニブ」を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では、「イコチニブ」治療を受けた人の無増悪生存期間について「シスプラチンペメトレキセド(維持療法としてペメトレキセド継続)」を受けた場合と比較。「イコチニブ」治療を受けることで無増悪生存期間が7.9ヵ月から11.2ヵ月に延長(p=0.006)。

イコチニブ」治療の主なグレード3または4の有害事象は、皮疹(14.8%)、下痢(7.4%)。「シスプラチンペメトレキセド」治療の主な有害事象は、悪心(45.9%)、嘔吐(29.2%)、好中球数減少症(10.9%)「イコチニブ」治療を選択することで有害事象(94.2%→79.1%、p<0.001)、治療に関連した有害事象(90.5%→54.1%、p<0.001)の減少が期待できる。

【発表】

2017年8月23日

【試験名】

CONVINCE(Phase 3)〔NCT01719536

【原著】

Ann Oncol. 2017 28; 2443–2450. [PubMed: 28945850]