SOPHIA(JAMA Oncol)
HER2陽性乳がんと診断され、ハーセプチン、パージェタを含む2レジメン以上の抗HER2療法歴がある女性が次の治療を考える場合、「Fc最適化抗HER2抗体 マルゲツキシマブ+化学療法」治療を選択することで、「ハーセプチン+化学療法」を上回る無増悪生存期間が期待できる。
「マルゲツキシマブ+化学療法」治療を受けた人の25%が治療に奏効した(vs 14%, p< 0.001)。
注射関連反応の発生率は、「マルゲツキシマブ+化学療法」治療を受けた人の13.3%が経験し、「ハーセプチン+化学療法」を受けた人(vs 3.4%)より多かった(主に1サイクル目)。
米国では2020年12月16日、本試験の結果に基づき、「2つ以上の抗HER2レジメン既治療の転移性HER2陽性乳がん」に対し、化学療法との併用療法として「マルゲツキシマブ」が承認された。
【発表】
2021年1月22日
【試験名】
SOPHIA(Phase 3)〔NCT02492711〕
【原著】
JAMA Oncol. 2021;7:573-584. [PubMed: 33480963]
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