【HER2陽性乳がん:三次治療(OS)】「カドサイラ」vs「化学療法」

TH3RESA(Lancet Oncol)                    

HER2陽性進行乳がんと診断され、「ハーセプチン」、「タイケルブ」、タキサンを含む治療を受けたことがある女性が次の治療を考える場合、「カドサイラ」治療を選択することで「化学療法」を選択するより、生存期間の延長が期待できる。

カドサイラ」治療の選択は、グレード3以上の有害事象の発現率の減少も期待できる。発現率に3%以上の開きがあったものは、下痢(1% vs 4%)、好中球減少症(1%未満 vs 4%)。「カドサイラ」治療の選択によって増加した有害事象は、血小板減少症(6%  vs 3&)、出血(4% vs 1%未満)。重篤な有害事象は「カドサイラ」治療を受けた25%の人が経験し、主治医の選択した治療を受けた人では22%が経験した。

【発表】

2017年5月16日

【試験名】

TH3RESA(Phase 3)〔NCT01419197

【試験参加国】

米国、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、イスラエル、イタリア、韓国、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、タイ、英国

【原著】

Lancet Oncol. 2017;18 :743-754. [PubMed:28526538]

【さらに詳しく】

 

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