HER2陽性転移性乳がんと診断され、ハーセプチンおよびタキサン治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ピロチニブ+カペシタビン」治療を選択することで「タイケルブ+カペシタビン」治療を上回る無増悪生存期間が期待できる。
「ピロチニブ+カペシタビン」治療の主なグレード3以上の有害事象は、下痢、手足症候群。「ピロチニブ+カペシタビン」治療を受けた31%の人がグレード3以上の下痢を経験し(vs 8%)、16%の人がグレード3以上の手足症候群を経験した(vs 15%)。
【発表】
2021年2月11日
【試験名】
PHOEBE(Phase 3)〔NCT03080805〕
【試験実施国】
中国
【原著】
Lancet Oncol. 2021 Feb 11. [PubMed: 33581774]