【HER2陽性乳がん:術前治療(5年DFS)】「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」vs「ハーセプチン+ドセタキセル」

NeoSphere(Lancet Oncol)                    

HER2陽性の早期乳がんと診断された女性が術前治療を考える場合、「パージェタハーセプチンドセタキセル」治療を選択した場合の5年無病生存率は84%であった。

パージェタドセタキセル」治療を選択した場合、「ハーセプチンドセタキセル」治療選択した場合を下回る5年無病生存率となる可能性が高い。

パージェタハーセプチンドセタキセル」治療の主なグレード3以上の有害事象は、好中球減少症、発熱性好中球減少症、白血球減少症であった。重篤な有害事象が発現する可能性はどの治療を選択しても差がない。

【発表】

2016年5月11日

【試験名】

NeoSphere(Phase2)〔NCT00545688

【試験参加国】

オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、イスラエル、イタリア、韓国、メキシコ、ペルー、ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデン、台湾、タイ、トルコ、英国

【原著】

Lancet Oncol . 2016 ;17:791-800.  [PubMed: 27179402]

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