DESTINY-Lung01(NEJM)
遠隔転移が認められたHER2遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断され、標準治療を受けてきた91名が「エンハーツ」治療を受けた結果、55%の人が治療に奏効し、9.3ヵ月治療が奏効した。
「エンハーツ」治療を受けた46%の人がグレード3以上の有害事象を経験した。「エンハーツ」治療の主なグレード3以上の有害事象は好中球減少(19%)である。26%の人が薬剤性間質性肺疾患を経験し、2名が死に至った。
【発表】
2021年9月18日
【試験名】
DESTINY-Lung01(Phase 2)〔NCT03505710/jRCT2080223860〕
【試験参加国】
日本(国立がん研究センター東病院、近畿大学病院、静岡県立静岡がんセンター、国立がん研究センター中央病院)、米国、フランス、オランダ、スペイン
【原著】
N Engl J Med. 2022 ;386:241-251. [PubMed: 34534430]
【さらに詳しく】
- HER2 陽性非小細胞肺癌に対するトラスツズマブ デルクステカン〔NEJM日本語アブストラクト〕
- トラスツズマブ デルクステカン、HER2変異NSCLCに有望(DESTINY-Lung01)/ESMO2021〔ケアネット〕
- HER2遺伝子変異陽性進行非小細胞肺癌にトラスツズマブ デルクステカンが有効な可能性高まる【ESMO 2021】〔日経メディカル〕
- トラスツズマブ デルクステカン、HER2変異陽性肺がんに有望な結果示す(DESTINY-Lung01)/ASCO2020〔ケアネット〕
- HER2遺伝子変異を持つ進行NSCLCにトラスツズマブ デルクステカンが高い奏効率、効果の持続性も確認【ASCO2020】〔日経メディカル〕
- HER2陽性NSCLCへのT-DXdで大多数が腫瘍縮小 第Ⅱ相試験DESTINY-Lung01の症例拡大コホート〔Medical Tribune〕
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