【KRAS野生型大腸がん:周術期治療(OS)】「アービタックス+化学療法」vs「化学療法」

手術可能な、KRAS野生型かつ肝転移を有する人が手術前後の補助療法を考える場合、「化学療法」に「アービタックス」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくく、生存期間が短縮する危険性が高まる。

「化学療法+アービタックス」治療の主なグレード3または4の有害事象は、好中球数減少(15% vs 19%)、下痢(10% vs 10%)、皮疹(16% vs 1%)、血栓塞栓イベント(8% vs 7%)、無気力(7% vs 7%)、口腔粘膜炎(10% vs 2%)、嘔吐(5% vs 5%)、末梢神経障害(4% vs 6%)、疼痛(4% vs 4%)。

【発表】

2020年1月31日

【試験名】

New EPOC(Phase 3)〔NCT00482222

【原著】

Lancet Oncol. 2020 ;21:398-411. [PMID: 32014119]

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