【胆道がん:一次治療(6ヵ月PFS)】「ベクティビックス+化学療法」vs「アバスチン+化学療法」

手術ができない、KRAS exon2変異野生型の胆道がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「化学療法(ゲムシタビンオキサリプラチンカペシタビン)+ベクティビックス」治療を選択しても「化学療法+アバスチン」治療を選択した場合を上回る6ヵ月無増悪生存率は期待しにくい。「化学療法+ベクティビックス」治療を受けた人の6ヵ月無増悪生存率は42%であったのに対し、「化学療法+アバスチン」治療を受けた人の無増悪生存率は53%であった。

「化学療法+ベクティビックス」治療を受けた45%が治療に奏効し、「化学療法+アバスチン」治療の奏効率20%を有意に上回る結果であった。

【発表】

2021年2月9日

【試験】

Phase 2

【原著】

Int J Cancer. 2021 ;149:119-126. [PubMed: 33561312]