NARS変異陽性の人は、初めての治療を考える場合、MEK阻害薬「メクトビ」治療を選択することで、無増悪生存期間の延長も期待できる。
試験では、「メクトビ」治療を受けた人の無増悪生存期間は2.8ヵ月、「ダカルバジン」治療を受けた人の無増悪生存期間1.5ヶ月に比べ、有意に延長(p<0.001)。
「メクトビ」治療を受けた人に発生した主なグレード3以上の有害事象は、クレアチニンホスフォキナーゼ上昇(19%)、高血圧(7%)。「ダカルバジン」治療を受けた人に発生した主なグレード3以上の有害事象は、貧血(5%)、好中球減少症(9%)。
【発表】
2017年3月8日
【試験】
Phase 3〔NCT01763164〕
【原著】
Lancet Oncol. 2017 ;18:435-445. [PubMed:28284557]