【EGFR陽性肺がん:二次治療】タグリッソ

EGFR-TKIによる治療歴がある人でも、T790M変異陽性の人は、「タグリッソ」治療を選択することで、62%の確率で奏効が期待できる。

試験では、「タグリッソ」治療を受けた人の62%に奏効が得られ、90%が病勢コントロールできた。無増悪生存期間は12.3ヵ月、奏効期間は15.2ヵ月。

タグリッソ」による主な有害事象は、下痢、皮疹。グレード1以上の発現率は、それぞれ43%、40%。グレード3以上の発現率はそれぞれ1%未満、1%。「タグリッソ」治療期間中に間質性肺病変が8例(4%)に発現(グレード1:2例、グレード3:3例、死亡例:3例)。

【発表】

2017年2月21日

【試験名】

AURA延長試験(Phase 2)〔NCT01802632

【原著】

J Clin Oncol . 2017 ;35:1288-1296.  [PubMed:28221867]

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