【EGFR陽性肺がん:二次治療(脳転移あり)】「タグリッソ」vs「プラチナ製剤+ペメトレキセド」

AURA3(JCO)                          

非小細胞肺がんと診断され、EGFR-TKI治療後に病勢が進行し、T790M変異陽性と診断された人のうち中枢神経系への転移が認められた人が次の治療を考える場合、「タグリッソ」治療を選択することで「化学療法」を選択した場合を上回る中枢神経系領域の病巣への奏効率が期待できる。

試験では「タグリッソ」治療を選択することで、中枢神経転移巣における奏効持続期間が5.7ヵ月から8.9ヵ月に、中枢神経転移巣における無増悪生存期間は5.6ヵ月から11.7ヵ月に延長した。

【発表】

2018年7月30日

【試験名】

AURA3(Phase 3)〔NCT02151981

【試験参加国】

日本(兵庫県立がんセンター、順天堂大学医学部附属順天堂医院、九州大学病院、関西医科大学附属病院、埼玉県立がんセンター、神戸市立医療センター中央市民病院、倉敷中央病院、京都大学医学部附属病院、四国がんセンター、愛知県がんセンター、宮城県立がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、大阪市立総合医療センター、大阪国際がんセンター、近畿大学病院、近畿中央呼吸器センター、東京医科大学病院、静岡がんセンター、大阪医科薬科大学病院、和歌山県立医科大学附属病院、大垣市民病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、神奈川県立がんセンター)、米国、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ロシア、スペイン、スウェーデン、台湾、英国

【原著】

J Clin Oncol . 2018 ;36:2702-2709.  [PubMed: 30059262]

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