
3475A-D77(Ann Oncol)
遠隔転移を有する非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療として「ペムブロリズマブ+化学療法」を考える場合、「ペムブロリズマブ皮下注射」を選択しても「静脈注射(キイトルーダ)」を選択した場合と同程度の無増悪生存期間が期待できる。
1サイクル目におけるペムブロリズマブの血中薬物濃度時間曲線下面積(AUC)および定常状態(3サイクル目)におけるトラフ濃度が主要評価項目として設定され、いずれも「ペムブロリズマブ(皮下注射)」の「キイトルーダ(静脈注射)」に対する非劣性が示された。
【発表】
2025年3月27日
【試験名】
3475A-D77(Phase 3)〔NCT05722015/jRCT2031240445〕
【試験参加国】
日本(宮城県立がんセンター、埼玉県立がんセンター、神奈川県立循環器呼吸器病センター 、順天堂大学医学部附属順天堂医院、藤田医科大学病院、大阪国際がんセンター、宝塚市立病院、愛媛大学医学部附属病院、栃木県立がんセンター)、韓国、中国、米国、ドイツ、ポーランド、ルーマニア、スペイン、トルコ、英国、グアテマラ、ペルー
【原著】
Ann Oncol 2025 Mar 27. [PubMed: 40157574]
【さらに詳しく】
- 進行非小細胞肺癌の1次治療でペムブロリズマブの皮下注製剤は静脈内投与製剤と同等の薬物動態と有効性【ELCC 2025】〔日経メディカル〕
- 進行非小細胞癌の1次治療でペムブロリズマブ皮下注と化学療法はペムブロリズマブ静脈内投与と化学療法に非劣性を示す〔日経メディカル〕
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