プラチナタブレットを含む2ライン以下の化学療法を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「タルセバ」に「チバンチニブ」の追加を選択しても無増悪生存期間の延長は期待できても、生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「タルセバ+チバンチニブ」併用療法を受けた人の半数は8.5ヵ月以上生存していたが、「タルセバ+プラセボ」治療を受けた人との差はなかった。
しかし、「タルセバ」に「チバンチニブ」を併用することで無増悪生存期間の延長は期待できる。試験では、「タルセバ」に「チバンチニブ」を併用することで無増悪生存期間が1.9ヵ月から3.6ヵ月に延長(p<0.001)。
「チバンチニブ」を併用することで増加する主な有害事象は、皮疹、下痢、無料症または倦怠感、好中球減少症。
【発表】
2015年7月13日
【試験名】
MARQUEE(Phase 3)〔NCT01244191〕
【原著】
J Clin Oncol. 2015;33:2667-74. [PubMed:26169611]
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