ホルモン受容体陽性の人が術後のアロマターゼ阻害薬を選択する場合、「フェマーラ」を選択しても「アリミデックス」を選択しても、5年無病生存率は変わらない。
試験では、「フェマーラ」治療を受けた人の5年無病生存率は84.9%、「アリミデックス」治療を受けた人の5年無病生存率は82.9%と治療間に差はなかった(p=0.3150)
5年生存率も2つのアロマターゼ阻害薬の差はない。試験では、「フェマーラ」治療を受けた人の5年無病生存率は89.9%、「アリミデックス」治療を受けた人の5年無病生存率は89.2%と治療間に差はなかった(p=0.7916)。
有害事象の発現率についても、2つのアロマターゼ阻害薬の差はなく、主なグレード3または4の有害事象は、関節痛、高血圧、ホットフラッシュ、筋肉痛、呼吸困難、うつ。
【発表】
2017年1月23日
【試験名】
FACE(Phase 3)〔NCT00248170〕
【原著】
J Clin Oncol. 2017 ;35:1041-1048. [PubMed:28113032]
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