【慢性リンパ性白血病:二次治療】「イデラリシブ+リツキサン」vs「リツキサン」

再発・難治性の慢性リンパ性白血病の人でも、「リツキサン」治療にPI3Kδ阻害薬「イデラリシブ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の大幅な延長が期待できる。

試験では、「リツキサン」単独治療を受けた人の無増悪生存期間が5.5ヵ月であったのに対し、「イデラリシブリツキサン」併用治療を受けた半数以上の人が試験追跡期間中において増悪なく生存しており、無増悪生存期間は未到達(p<0.001)。

1年生存率は、「イデラリシブ」の上乗せによって80%から92%に向上(p=0.02)。

本試験の結果を受けて、2014年7月23日、米国で「再発慢性リンパ性白血病 」を適応に、「リツキシマブとの併用」で承認された。

【発表】

2014年1月22日

【試験】

116(Phase 3)〔NCT01539512

【原著】

N Engl J Med. 2014;370:997-1007. [PubMed:24450857]

【さらに詳しく】