「腹腔鏡下手術」を選択しても5年生存率は同程度であるが、「開腹手術」に劣らない生存期間はまだ証明できていない。日本の臨床試験結果より。
試験では、「腹腔鏡下手術」を受けた人の91.8%、「開腹手術」を受けた人の90.4%は5年以上生存していたが、「腹腔鏡下手術」の「開腹手術」に対する生存期間の非劣性は示せなかった(p=0.073)。また、「腹腔鏡下手術」を受けた10%、「開腹手術」を受けた13%の人がグレード2〜4の有害事象を経験した。主な有害事象は下痢、麻痺性イレウス、小腸の腸閉塞。
【発表】
2017年2月2日
【試験名】
JCOG0404(Phase 3)〔NCT00147134〕
【原著】
Lancet Gastroenterol Hepatol. 2017;2:261-268. [PubMed:28404155]
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