【再発卵巣がん:プラチナ抵抗性(PFS)】「アバスチン+化学療法」vs「化学療法」

AURELIA(JCO)                       

卵巣がんと診断され、プラチナ製剤を含む化学療法を受け、6ヵ月以内に再発した女性が次の治療を考える場合、「化学療法」に「アバスチン」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

化学療法は、weekly パクリタキセルドキシルトポテカンより主治医が選択したもの。

アバスチン」を上乗せすることで、グレード2以上の高血圧および蛋白尿が増加。胃腸穿孔は「アバスチン+化学療法」治療を受けた人の2.2%に発現。

この試験の結果を受けて、米国では、2014年11月、「プラチナ製剤に対して抵抗性を示す再発卵巣がん患者を対象とした化学療法との併用」について「アバスチン」が承認された。

【発表】

2014年5月17日

【試験名】

AURELIA(Phase 3)〔NCT00976911

【試験参加国】

ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、トルコ

【原著】

J Clin Oncol. 2014;32:1302-8. [PubMed: 24637997]

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