化学放射線療法後の治療として、「アムルビシン+シスプラチン」治療がより有望。Phase3試験は「アムルビシン+シスプラチン」の有用性が検証される。
試験では、初回治療として「化学放射線療法」後に、「アムルビシン+シスプラチン」治療を受けた人の1年無増悪生存率は54.3%、「シスプラチン+ビンクリスチン+ドキソルビシン+エトポシド(CODE)」治療を受けた人の1年無増悪生存率は41.0%であった。「化学放射線療法」は、「エトポシド+シスプラチン」と「加速過分割胸部照射」が同時期に実施された。
グレード4の好中球減少症はCODE療法を受けた人の47%、「アムルビシン+シスプラチン」治療を受けた人の78%に発現した。グレード3の発熱性好中球減少症はCODE療法を受けた人の16%、「アムルビシン+シスプラチン」治療を受けた人の42%に発現した。
【発表】
2017年4月4日
【試験】
JCOG1011(Phase 2)
【原著】
Lung Cancer. 2017;108:232-237. [PubMed:28625642]