【肺がん:維持療法】「リンシチニブ+タルセバ」vs「タルセバ」

「プラチナダブレット」治療終了後、病勢の進行がなかった人が、次の維持療法を考える場合、「タルセバ」にIGF1Rチロシンキナーゼ阻害薬「リンシチニブ」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、維持療法としての「リンシチニブタルセバ」併用療法について、「プラセボ+タルセバ」治療を対照に、無増悪生存期間を比較。「リンシチニブタルセバ」併用療法を受けた人の無増悪生存期間は125日、「プラセボ+タルセバ」治療を受けた人の無増悪生存期間は129日と治療間に差は認められなかった(p=0.601)。

【発表】

2017年8月3日

【試験】

Phase 2

【原著】

Br J Cancer. 2017 ;117:757-766. [PubMed: 28772281]