【肺がん:二次治療】「イレッサ」vs「ドセタキセル」

プラチナ製剤を含む化学療法を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「イレッサ」治療を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では「イレッサ」治療を受けた人の無増悪生存期間を「ドセタキセル」と比較。「イレッサ」治療を受けることによって「ドセタキセル」治療を受けた場合に比べて無増悪生存期間を有意に延長(ハザード比 0.729; 90%信頼区間 0.533-0.998; p= 0.0441)。

生存期間は「ドセタキセル」治療を受けた人が12.2ヵ月であったのに対し、「イレッサ」治療を受けた人では14.1ヵ月と治療間に差はなかった(ハザード比 0.870; 95%信頼区間 0.613-1.236; p= 0.4370)。

【発表】

2010年2月9日

【試験名】

ISTANA(Phase 3)〔NCT00478049

【原著】

Clin Cancer Res. 2010;16:1307-14. [PubMed: 20145166]