【局所進行頭頸部がん:化学放射線療法】「シスプラチン 毎週30mg/㎡」vs「シスプラチン 3週毎に100mg/㎡」

「放射線療法」後の「シスプラチン」治療を考える場合、標準療法である「3週毎に100mg/㎡」を選択する方が、「毎週30mg/㎡」を選択するより局所コントロール率の向上が期待できる(ハザード比, 1.76 95%信頼区間, 1.11 – 2.79 p=0.014)。

グレード3以上の急性毒性の発現は「毎週30mg/㎡」を選択する方が少ない(71.6% vs 84.6%, p=0.006)。

無増悪生存期間は「毎週30mg/㎡」を受けた人は17.7ヵ月、「3週毎に100mg/㎡」を受けた人は28.6ヵ月(ハザード比, 1.24 95%信頼区間, 0.89 – 1.73 p=0.21)。生存期間は「毎週30mg/㎡」を受けた人は39.5ヵ月、「3週毎に100mg/㎡」を受けた人は試験期間中では未到達(ハザード比, 1.14 95%信頼区間, 0.79 – 1.65 p=0.48)。

【発表】

2017年12月8日

【試験】

Phase 3

【原著】

J Clin Oncol. 2018 ;36:1064-1072.  [PubMed: 29220295]