【転移性脳腫瘍:術後治療】「定位放射線照射」vs「全脳照射」

脳転移巣の切除後、「定位放射線照射 (SRS:γナイフ、リニアック、サイバーナイフ)」を選択しても、「全脳照射」に劣らない生存期間が期待できる。

全脳照射」を選択することで、より長い頭蓋内無増悪生存期間が得られる。

「定位放射線照射」を選択することで、3ヵ月以降のグレード2〜4の認知障害が起こるリスクが低下する。試験では16.4%から7.7%に抑えられていた。

認知機能、パフォーマンスステータスが1年後も悪化しなかった人の割合はどちらの治療の同程度であった。

【発表】

2018年6月20日

【試験名】

JCOG0504(Phase 3)〔C000000307

【原著】

J Clin Oncol. 2018; Jun 20. [PubMed: 29924704]

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