OlympiAD(Ann Oncol)
BRCA遺伝子陽性HER2陰性転移性乳がんと診断され、0〜2ラインの化学療法歴がある女性が次の治療を考える場合、「リムパーザ」治療を選択することで「化学療法単剤(カペシタビン、ハラヴェン、ビノレルビンより主治医が選択)」治療を選択した場合を上回る生存期間は期待しにくい。
化学療法を受けたことがない女性が次の治療を考える場合、「リムパーザ」治療を選択することで「化学療法単剤」治療を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。
HR陽性か陰性かに関わらず、「リムパーザ」治療を選択しても、「化学療法単剤」治療を選択した場合を上回る生存期間は期待しにくい。
【発表】
2019年1月23日
【試験名】
OlympiAD(Phase 3)〔NCT02000622/jRCT2080222477〕
【試験参加国】
日本(国立がん研究センター中央病院、聖路加国際病院、九州がんセンター、相良病院、愛知県がんセンター、大阪医療センター、北海道がんセンター、昭和大学病院、大阪大学医学部附属病院)、米国、ブルガリア、中国、チェコ、フランス、ハンガリー、イタリア、韓国、メキシコ、ペルー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、スイス、台湾、トルコ、英国
【原著】
Ann Oncol . 2019 ;30:558-566. [PubMed: 30689707]
【さらに詳しく】
- オラパリブ、BRCA変異陽性乳がんにおける全生存期間の最新データを発表/AACR2018〔ケアネット〕
- BRCA遺伝子変異を持つHER2陰性転移性乳癌へのオラパリブ投与はOSを延長する傾向〔日経メディカル〕
- PARP阻害薬で一次治療転移乳がんのOS改善〔Medical Tribune〕
- 「リムパーザ」P3試験の最終OSを発表 英AZ、米AACRで〔日刊薬業〕
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