【大腸がん:一次治療】「UFT+ロイコボリン+イリノテカン」vs「FOLFIRI」

初めての化学療法を考える場合、「UFT+ロイコボリンイリノテカン」治療を選択しても「FOLFIRI」と同じくらいの無増悪生存期間が期待できる。試験における無増悪生存期間は「UFT+ロイコボリンイリノテカン」治療を受けた人で9.9ヵ月、「FOLFIRI」治療を受けた人で10.6ヵ月。奏効率は「UFT+ロイコボリンイリノテカン」治療を受けた人で66%、「FOLFIRI」治療を受けた人で56%。日本での臨床研究。

UFT+ロイコボリンイリノテカン」治療における主たるグレード3以上の有害事象は下痢で試験では26%の人に現れた。「FOLFIRI」治療を受けた人における主たるグレード3以上の有害事象は好中球減少症試験では39%の人に現れた。

【発表】

2016年4月7日

【原著】

Int J Cancer. 2016 Apr 7.