【膵がん:一次治療(OS)】「プラケニル+ゲムシタビン+アブラキサン」vs「ゲムシタビン+アブラキサン」

初めての治療を考える場合、「ゲムシタビンアブラキサン」治療に「プラケニル」の上乗せを選択しても、1年生存率の向上は期待しにくい。奏効率は「ゲムシタビンアブラキサン」治療に「プラケニル」の上乗せを選択することで向上が期待できる(21.1% → 38.2%, p=0.047)。

ゲムシタビンアブラキサン」治療に「プラケニル」の上乗せを選択することで増加するグレード3または4の治療関連有害事象は、好中球減少症(22.6%→42.6%)、貧血(3.7%→17.0%)、倦怠感(0%→7.4%)、悪心(0%→9.3%)、末梢神経障害(5.7%→13.0%)、視覚異常(0%→5.6%)、精神神経症状(0%→5.6%)。

【発表】

2019年5月23日

【試験】

Phase 2〔NCT01506973

【原著】

JAMA Oncol. 2019;5:993-998.  [PubMed: 31120501]