プラチナ製剤を含む化学療法後に病勢が進行した人が「オプジーボ」治療を受けた結果、28.1%の人が3年後も生存できた。国内Phase2試験の結果。
無増悪生存期間は扁平上皮がんで4.2ヵ月、非扁平上皮がんで2.8ヵ月。扁平上皮がんにおける1年、2年、3年無増悪生存率は24.5%、16.4%、16.4%。非扁平上皮がんにおける1年、2年、3年無増悪生存率は24.2%、16.1%、14.5%。全集団における無増悪生存期間は2.8ヵ月。先集団における1年、2年、3年無増悪生存率は24.5%、16.3%、15.2%。
PD-L1発現量別の3年生存率は、扁平上皮がんでPD-L1発現量が1%未満、1〜50%未満、50%以上でそれぞれ0.0%、20.0%、20.0%。非扁平上皮がんで1%未満、1〜50%未満、50%以上でそれぞれ23.1%、39.4%、57.1%。
グレード3以上の治療関連有害事象は、「オプジーボ」治療を受けた18.9%の人が経験した。扁平上皮がんでは8.6%、非扁平上皮がんでは23.7%。2%以上の人が経験したグレード3以上の治療関連有害事象は、リンパ球数減少のみ(4.5%)。
【発表】
2019年7月29日
【試験】
ONO4538−05(Phase 2)〔JapicCTI-132072〕
ONO4538−06(Phase 2)〔JapicCTI-132073〕
【原著】
Cancer Med. 2019 Jul 29. [PubMed:31353840]
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