【多発性骨髄腫:四次治療(ORR)】「セリネクソール+デキサメタゾン」

多発性骨髄腫と診断され、ベルケイドカイプロリスレブラミドポマリストダラザレックスに抵抗性を示した122名が「セリネクソールデキサメタゾン」治療を受けた結果、26%の人が奏効した。

主な有害事象は、倦怠感、悪心、食欲減退。73%の人が血小板減少症(グレード3:25%、グレード4:33%)を経験した。

本試験の結果に基づいて、米国では2019年7月3日、「セリネクソール」がデキサメタゾンとの併用療法として「少なくとも4剤の治療歴があり、少なくとも2剤のプロテアソーム阻害薬、少なくとも2剤の免疫調整薬、抗CD38抗体の投与を受けた、再発または難治性の多発性骨髄腫」を対象に承認された。日本での開発は2020年5月に中止が発表されている。

【発表】

2019年8月22日

【試験名】

STORM Part 2(Phase 2b)〔NCT02336815

【原著】

N Engl J Med 2019; 381:727-738. [PubMed: 31433920]

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