【頭頸部がん:二次治療】「ジオトリフ」vs「メトトレキサート」

アジア人においてもプラチナ製剤を含む化学療法を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ジオトリフ」治療を選択することで、「メトトレキサート」治療を選択した場合に比べ、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では「ジオトリフ」治療を受けた人の28%で奏効し、「メトトレキサート」治療を受けた人では13%の人が奏効した。

主なグレード3以上の治療関連有害事象として、「ジオトリフ」治療を受けた人の4%が皮疹(vs 0%)、4%の人が下痢(vs 0%)を経験した。「メトトレキサート」治療を受けた5%の人が倦怠感(vs 1%)、5%の人が貧血(vs 1%未満)5%の人が白血球減少症(vs 0%)を経験した。

【発表】

2019年9月10日

【試験名】

LUX-Head&Neck 3(Phase 3)〔NCT01856478

【原著】

Ann Oncol. 2019 ;30:1831-1839.  [PubMed:31501887]