EGFR遺伝子変異陽性の人が初めての治療を考える場合、「タルセバ」治療に「抗MET抗体 エミベツズマブ」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。
「タルセバ+エミベツズマブ」治療を受けた人で「タルセバ」治療を受けた人より10%以上発現率が高かった有害事象は、浮腫および粘膜炎。
MET高発現例(n=24)では無増悪生存期間の延長の可能性がある。MET高発現例では「タルセバ」治療に「エミベツズマブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間が5.4ヵ月から20.7ヵ月に延長〔HR 0.39; 90% CI: 0.17-0.91〕。
【発表】
2019年10月14日
【試験】
Phase 2
【原著】
J Thorac Oncol. 2020 ;15:80-90. [PubMed: 31622732]