シスプラチンによる治療が行えない人が初めての治療を考える場合、「オキサリプラチン+ゲムシタビン」治療も「カルボプラチン+ゲムシタビン」治療と同程度の効果が期待でき、重度の血液毒性を経験するリスクが少ない。
グレード3以上の白血球減少症、好中球減少症、倦怠感は、「カルボプラチン+ゲムシタビン」治療を受けた人のそれぞれ26%、33%、15%が経験し、「オキサリプラチン+ゲムシタビン」治療を受けた人の3%、10%、3%に比べ、有意に多かった(p=0.0003、p=0.014、p=0.012)。一方、グレード1以上の神経障害は「オキサリプラチン+ゲムシタビン」治療を受けた人の60%が経験し、「カルボプラチン+ゲムシタビン」治療を受けた人の8%より多かった。
【発表】
2019年10月24日
【試験名】
COACH/KCSG GU10-16(Phase 2)〔NCT01487915〕
【原著】
Eur J Cancer. 2019 Oct 24. [PubMed: 31668839]