【HER2陽性乳がん:二次治療】「タイケルブ+カペシタビン」vs「ハーセプチン+カペシタビン」

CEREBEL(JCO)                        

遠隔転移を有し、HER2陽性乳がんと診断され、化学療法を受けたことがある女性が、次の治療を考える場合、「タイケルブカペシタビン」治療を選択しても「ハーセプチンカペシタビン」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間、生存期間は期待しにくい。

タイケルブカペシタビン」治療を選択しても脳転移のリスクを低減させることは期待しにくい。試験では「タイケルブカペシタビン」治療を受けた人の3%、「ハーセプチンカペシタビン」治療を受けた人の5%に脳転移が認められた、統計学的に有意な差ではなかった。

ハーセプチンカペシタビン」治療を受けた17%、「タイケルブカペシタビン」治療を受けた人13%が重篤な有害事象を経験した。

【発表】

2015年1月20日

【試験名】

CEREBEL /EGF111438(Phase3)〔NCT00820222

【原著】

J Clin Oncol. 2015;33:1564-73. [PubMed:25605838]

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