乳がん再発と術後痛の側面からは、局所麻酔と全身麻酔のどちらを使用してもよい。乳房切除時の麻酔を考える場合、「局所麻酔/鎮静(傍脊椎ブロックとプロポフォール)」を選択しても、「全身麻酔/鎮痛(揮発性麻酔 セボフルランとオピオイド)」を選択した場合に比べ、再発率の低下は期待しにくい。
手術時のストレス応答、揮発性吸入麻酔の使用、鎮痛のためのオピオイドは、いずれも再発に対する宿主防御を減弱させる因子であり、これらの因子はすべて、局所的な麻酔/鎮痛によって改善すると考えられていた。
【発表】
2019年10月20日
【試験】
Phase 3〔NCT00418457〕
【原著】
Lancet. 2019;394:1807-1815. [PubMed: 31645288]
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