【非ホジキンリンパ腫:二次治療(PFS)】「ガザイバ+トレアキシン」vs「トレアキシン」

GADOLIN(Lancet Oncol)                      

リツキサン」治療が無効になった人でも「トレアキシン」治療に「ガザイバ」治療の追加を選択することで、無増悪生存期間の圧倒的な延長が期待できる。試験では「トレアキシン」単独治療を受けた人の半数以上が14.9ヵ月間、増悪なく生存していた。「ガザイバトレアキシン」治療を受けた人の半数以上は試験期間中を通じて増悪なく生存していた。

グレード3以上の有害事象は、「ガザイバトレアキシン」治療を受けた人の68%、「トレアキシン」単独治療を受けた人の62%に現れた。主な有害事象は、好中球減少症、血小板減少症、貧血、注射部位反応であり、それぞれ「ガザイバトレアキシン」治療を受けた人の33%(vs. 26%)、11%(vs. 16%)、8%(vs. 10%)、11%(vs. 6%)に現れた。重篤な有害事象が「ガザイバトレアキシン」治療を受けた人の38%、「トレアキシン」単独治療を受けた人の33%に起こった。有害事象に関連して併用治療を受けた6%の人(そのうち25%は治療に関連)、単独治療を受けた6%(そのうち42%は治療に関連)の人が死に至った。

2015年2月、主要評価項目を満たすと判断し、試験は予定より早く中止された。

【発表】

2016年6月23日

【試験名】

GADOLIN(Phase 3)〔NCT01059630

【原著】

Lancet Oncol. 2016 ;17:1081-1093.  [PubMed:27345636]

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