【肺がん:二次治療(PFS)】「パクリタキセル+アバスチン」vs「ドセタキセル」

1または2ラインの治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「パクリタキセルアバスチン」治療を選択することで無増悪生存期間が期待できる。「パクリタキセルアバスチン」治療を受けた人の生存期間は「ドセタキセル」治療と同程度(HR 1.17, p=0.50)。

パクリタキセルアバスチン」治療を受けた22.5%の人が治療に奏効した。「ドセタキセル」治療を受けた人の5.5%が治療に奏効した。

パクリタキセルアバスチン」治療を受けた45.9%の人がグレード3または4の有害事象を経験した。「ドセタキセル」治療を受けた54.5%の人がグレード3または4の有害事象を経験した。主なグレード3または4の有害事象は好中球減少症(19.3% vs 45.4%)、神経障害(8.3% vs 0%)、高血圧(7.3% vs 0%)。

【発表】

2020年4月7日

【試験名】

IFCT-1103 ULTIMATE(Phase 3)〔NCT01763671

【原著】

Eur J Cancer . 2020;131:27-36. [PubMed: 32276179]

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