【去勢抵抗性前立腺がん:三次治療】「カボメティクス」vs「プレドニゾン」

ドセタキセル」「ザイティガ」治療後に増悪した去勢抵抗性の人が次の治療を考える場合、「カボメティクス」治療を選択しても、無増悪生存期間の延長は期待できるが、生存期間の延長が期待しにくい。

試験では「プレドニゾン」治療を受けた人の生存期間は9.8ヵ月、「カボメティクス」治療を受けた人では11.0ヵ月であった。無増悪生存期間は「カボメティクス」治療を選択することで延長が期待できる。試験では2.8ヵ月から5.6ヵ月に延長。

グレード3以上の有害事象は「カボメティクス」治療の選択によって増加する。試験では56%から71%に増加。「カボメティクス」治療は治療中止の可能性も高い。試験では12%から33%に増加。

【発表】

2016年7月11日

【試験名】

COMET-1(Phase 3)〔NCT01605227

【原著】

J Clin Oncol. 2016 ;34:3005-13. [PubMed:27400947]

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