【KRAS野生型大腸がん:三次治療】「ベクティビックス+イリノテカン」vs「アービタックス+イリノテカン」

KRASエクソン2野生型で、フッ化ピリミジン系製剤、イリノテカンオキサリプラチンを含む化学療法の治療歴がある人が次の治療を考える場合、「ベクティビックスイリノテカン」治療を選択することで、「アービタックスイリノテカン」治療に劣らない無増悪生存期間が期待できる。

ベクティビックスイリノテカン」治療を受けた17%の人が、グレード3または4の低マグネシウム血症を経験した(vs 7%)。

【発表】

2020年6月8日

【試験名】

WJOG6510G(Phase 2)〔UMIN000006643

【試験実施国】

日本(恵佑会 札幌病院、自治医科大学附属病院、水戸医療センター、筑波大学附属病院、埼玉県立がんセンター、千葉県がんセンター、龍ケ崎済生会病院、東京女子医科大学八千代医療センター、虎の門病院、国立がん研究センター中央病院、聖マリアンナ大学附属病院、富山大学附属病院、静岡がんセンター、愛知県がんセンター病院、京都大学医学部附属病院、大阪大学医学部附属病院、大阪急性期・総合医療センター、大阪医科大学附属病院、大阪国際がんセンター、近畿大学病院、大阪市立総合医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院、兵庫県立がんセンター、和歌山県立医科大学附属病院、県立広島病院、香川大学医学部附属病院、四国がんセンター、九州がんセンター 、九州病院、九州医療センター、九州大学病院、大分大学医学部附属病院)

【原著】

Eur J Cancer. 2020;135:11-21. [PubMed: 32526634]

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