【HR陽性乳がん:術後治療(2年iDFS)】「ベージニオ+内分泌療法」vs「内分泌療法」

monarchE(JCO)                         

HR陽性HER2陰性切除可能な乳がんと診断され、手術後にリンパ節転移が認められた女性が術後補助療法を考える場合、「内分泌療法」に「ベージニオ」の上乗せを選択することで、2年後も浸潤がんがなく生活できる可能性が高まる。

「内分泌療法+ベージニオ」治療を受けた人の45.5%(vs 12.7%)がグレード3以上の有害事象を経験した。その主なものは、好中球減少症(18.6% vs 0.7%)、白血球減少症(10.9% vs 0.4%)、リンパ球減少症(5.1% vs 0.5%)であった。

【発表】

2020年9月20日

【試験名】

monarchE(Phase 3)〔NCT03155997/jRCT2080223612

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、香港、ハンガリー、インド、イスラエル、イタリア、日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、JCHO 久留米総合病院、群馬県立がんセンター、広島大学病院、北海道がんセンター、兵庫医科大学病院、筑波大学附属病院、東海大学医学部付属病院 、聖マリアンナ医科大学東横病院、神奈川県立がんセンター、東北公済病院、近畿大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、自治医科大学附属病院、栃木県立がんセンター、順天堂大学医学部附属順天堂医院、聖路加国際病院、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院、昭和大学病院、東京医科大学病院、国立国際医療研究センター、千葉県がんセンター、九州がんセンター、相良病院、熊本大学医学部附属病院、くまもと森都総合病院、京都大学医学部附属病院、新潟県立がんセンター新潟病院、大阪医療センター、大阪国際がんセンター)、韓国、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、プエルトリコ、ルーマニア、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、台湾、トルコ、ウクライナ、英国

【原著】

J Clin Oncol. 2020 ;38:3987-3998.  [PubMed: 32954927]

【さらに詳しく】

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