【ALK陽性未分化大細胞リンパ腫:二次治療】アレセンサ

ALC-ALCL(Cancer Sci)                      

再発・難治性のALK融合遺伝子陽性の未分化大細胞リンパ腫と診断された10名が「アレセンサ」治療を受けた結果、80%の人が治療に奏効した。主な副作用は、斑状丘疹状皮疹40.0%(4/10例)、上気道感染、気管支炎、血中Al-P増加各30.0%(3/10例)であった。

本試験の結果に基づいて、2020年2月21日、「アレセンサ」が「再発・難治性のALK融合遺伝子陽性の未分化大細胞リンパ腫」の適応追加の承認を受けた。

未分化大細胞リンパ腫は悪性リンパ腫の中の末梢性T細胞リンパ腫の4つの亜型の1つ。日本における発症頻度は悪性リンパ腫の1.5~2.0%で、約半数がALK融合遺伝子陽性。

【発表】

2020年10月3日

【試験名】

ALC-ALCL(Phase 2)

【試験実施国】

日本

【原著】

Cancer Sci. 2020 ;111:4540-4547.  [PubMed: 33010107]