CYPRESS-1(J Thorac Oncol)
腫瘍細胞中のPD-L1発現割合(TPS)が50%以上の人は「キイトルーダ」治療に「ペグイロデカキン」の上乗せを選択しても、奏効率の向上は期待しにくい。
「キイトルーダ」治療に「ペグイロデカキン」の上乗せを選択することでグレード3以上の治療関連有害事象を経験する可能性が高まり(19%→62%)、有害事象のため治療が続けられなくなるリスクは倍増する(15%→32%)。特に貧血(0%→20%)、血小板減少症(2%→12%)のリスクが高まる。
【発表】
2020年11月6日
【試験名】
CYPRESS-1(Phase 2)
【原著】
J Thorac Oncol. 2021 ;16:327-333. [PubMed: 33166722]