【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「セリネクソール+ベルケイド+デキサメタゾン」vs「ベルケイド+デキサメタゾン」

BOSTON(Lancet)                       

1から3ラインの治療歴がある人が「ベルケイドデキサメタゾン」治療に「セリネクソール」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

ベルケイドデキサメタゾン」治療に「セリネクソール」を上乗せすることで奏効率が62.3%から76.4%に向上した(OR 1.96(95% CI 1.3-3.1)p=0.0012)。

セリネクソールベルケイドデキサメタゾン」治療の主なグレード3または4の有害事象は、血小板減少症、倦怠感、貧血、肺炎で、それぞれ39%(vs 17%)、13%(vs 1%)、16%(vs 10%)、11%(vs 11%)の人が経験した。

グレード2以上の末梢神経障害は、「セリネクソールベルケイドデキサメタゾン」治療を受けた人の方が有意に少なかった(21% vs 34%)。

【発表】

2020年11月14日

【試験名】

BOSTON(Phase 3)〔NCT03110562

【原著】

Lancet. 2020; 396: 1563–73.  [PubMed: 33189178]

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