手術ができないと診断された人が、初めての治療として「アブラキサン+ゲムシタビン 2サイクル」に続き、「FOLFIRINOX 4サイクル」を選択しても、「アブラキサン+ゲムシタビン 2サイクル」の追加継続を選択した場合に比べ、手術によって腫瘍を完全切除できるようになる割合の向上は期待しにくい。
「FOLFIRINOX 」治療を受けた53%の人がグレード3以上の治療関連有害事象を経験し、「アブラキサン+ゲムシタビン」治療を受けた55%の人がグレード3以上の治療関連有害事象を経験した。
「FOLFIRINOX 」治療の主な有害事象は、好中球減少症(24% vs 28%)、悪心・嘔吐(12% vs 3%)、胆管炎を伴う胆管閉塞(11% vs 9%)であった。
【発表】
2020年12月15日
【試験名】
NEOLAP-AIO-PAK-0113(Phase 2)〔NCT02125136〕
【試験実施国】
ドイツ
【原著】
Lancet Gastroenterol Hepatol. 2020 Dec 15 [PubMed: 33338442]
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