BRAFV600E陽性大腸がんと診断され、1または2ラインの治療歴がある人が次の治療を考える場合、「ビラフトビ+アービタックス」治療を選択することで、「FOLFIRI+アービタックス」治療を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。
「ビラフトビ+メクトビ+アービタックス」治療を受けた人の26.8%が、「ビラフトビ+アービタックス」治療を受けた人の19.5%が治療に奏効した。「FOLFIRI(またはイリノテカン)+アービタックス」治療を受けた人の奏効率は1.8%であった。
「ビラフトビ+メクトビ+アービタックス」治療を受けた人の65.8%が、「ビラフトビ+アービタックス」治療を受けた人の57.4%が、「FOLFIRI(またはイリノテカン)+アービタックス」治療を受けた64.2%の人がグレード3以上の有害事象を経験した。
【発表】
2021年1月27日
【試験】
BEACON CRC(Phase 3)〔NCT02928224〕
【原著】
J Clin Oncol. 2021;39:273-284. [PubMed: 33503393]
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